横幅。

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いきなり見苦しい部屋の写真で申し訳ないですが、ちょっと思わぬ収入があったので液晶モニタを新調。ソニーの17インチSXGA(1,280x1,024)モデルが価格もこなれていたのでどーんと購入しました。ほんとは同じSXGAでも19インチのがいろいろよかったんですが価格がちょっと高いのと、それ以上に机上スペースの問題でしぶしぶ17インチに。

ずーっと使ってた15インチXGA(1,024x768)の画面は確かに狭いですが、実はあんまり不便は感じてませんでした。MacOS XにはExposéがあるし、イラストレータなんかでもA4ヨコが原寸表示できればほぼ差し支えありません。え?覆い被さるパレット?そんなものはTabキーで消してしまえ!(これ、Photoshop&Illustratorで一番よく使用するショートカットな気がします)。

でもやっぱり広いディスプレイ使っちゃうともう元には戻れません…。まるで机が広くなったみたい。

で、PowerMacG5は標準で2枚のディスプレイ接続をサポートしているので、これまで使ってた15インチもそのまま繋げて憧れのデュアルモニタ環境に。とっても快適です。

…それとはあんまり関係ない話ですが、最近1,000Pixel前後の大きな横幅を採ったWebサイト、増えてきましたよね。XGA(1,024x768)でもフル画面表示すれば横スクロールはしなくて済むサイズですが、デスクトップは常に見えてないとイヤなので(Macユーザってこういうひと多いハズ)、だいたい幅800Pixelぐらいのウィンドウでブラウジングしてます。これは画面が大きくなってもいっしょ。だからこういう横幅の広いサイトは容赦なく横スクロール。

いっつも思うんですが、一般的な画面サイズがXGAで横幅1,024Pixelだからってページの横幅を1,000Pixelぐらいで組んでよい、ってのはあまりに安直な考えだと思うんですよねー。だって全員が全員フルスクリーンでブラウジングしてるわけじゃないし、画面サイズ=Webブラウザのサイズとは限らないわけです。確かにWinIEは標準でフルスクリーン表示しますけど…。

それと現状多くのサイトが720〜760Pixelぐらいの横幅で組まれてるのって、考慮すべき最小画面サイズであるといわれているSVGA(800x600)に合わせてる「だけ」じゃない気がするんです。
紙にはA4だのB5だのっていう判型がありますが、これはその大きさが使いやすい、見やすいから広く採用されてるんですよね。それと同じでWebにも、その横幅で作るとしっくりくるサイズみたいなものがあるんじゃないでしょうか。大きけりゃいいってわけじゃないんですよ、たぶん。
だから720〜760Pixelあたりってのがその「ちょうどいい幅」、いわゆるA4サイズみたいなものなんじゃないかなーと勝手に思ってるんです。もちろん1,000Pixel前後の幅というのも一つの判型であって、それはA4に対してB4あたりかな?大きいけどちょっと扱いにくいってイメージがそれっぽい。

ところで、このBlogでは敢えてページの横幅を固定していません。どんなにデカい画面で見られても常にウィンドウ幅100%で表示します。幅を固定してしまえば簡単に崩れないレイアウトを実現できますが、それより狭い幅のウィンドウで閲覧しているユーザには横スクロールを強いてしまうし、それより大きなウィンドウで閲覧しているユーザには不要な余白を与えてしまいます。
ユーザが見たいサイズで自由に見れる。これは読ませるテキストが多いサイト、例えばこういうBlogなんかでは結構要求されるユーザビリティの一つなんじゃないかなぁ。もちろん、どんなサイズで表示されても破綻しないレイアウトってのはそれだけ難しいんですけどね。

横幅固定レイアウトが主流な世にあって、横幅の決定権はユーザにあってもいいんじゃないか、という挑戦。

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