Boot Camp。

ちょっと遅いエイプリルフールのジョークかと思いました。Windows XP on Mac。ちょうど創立30周年だったし、いかにもAppleらしい冗談じゃないですか。解説のページ見てもツッコミどころ満載。必要なものに「インストール手順を印刷するためのプリンタ」とか。ちゃんと手順を書いた紙がないとWindowsは難しくてインストールできませんよっていう皮肉ですね。

考えてみればIntel Macって中身は高性能なPCと何も変わらないのでWindowsは動いて当たり前、実際Intel Macが登場してからあちらこちらでWindowsをインストールしよう!みたいな動きがありました。それらがどうなったのかは知りませんが、ここにきてApple自らユーザにWindowsをインストールすることを認めたってところです。

インストール後はこれまでMacOS同士を切り替えていたのと同じ感覚で簡単にWindowsとも切り替えられる、具体的にはシステム環境設定から起動ディスクを選択するか、あるいはシステム起動時にoptionキーを押しておくと現れる起動ディスク選択画面を用います。このあたりの実装の仕方が実にAppleっぽいですね。
現在はPublic Betaの段階ですが、将来的にBoot CampはMacOS X10.5 "Leopard"の機能の一部になるとか。

ただし、AppleはあくまでユーザにWindowsをインストールする"手段"を提供するだけで、Windowsを販売することはない(つまりWindowsをプリインストールしたMacを出荷する予定はない)し、サポートをする気もないと明言しています。
そして標準状態では、インストールされたWindowsはMacOS Xパーティションをマウントできない、つまりWindowsがMacOS X環境に悪影響を与えることはないってことですね。そしてMacOS X上のBootCampユーティリティを用いれば簡単にWindowsパーティションを消し去れる。この潔さがAppleのWindowsに対する姿勢を表してるみたいで興味深い。

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