モーツァルト(その2)。

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駅前の書店に1冊だけ転がっていたので思わず買っちゃいました。オイレンブルクのポケットスコアは最近お気に入りです。ちょっと高いけど。

13楽器のためのセレナード "グラン・パルティータ" K.361
Eulenburg / Zen-On - EE7001

数あるモーツァルトの楽曲の中でもかなり謎が多い作品。表題どおり管楽器を主体とした13パートで構成され、7つの楽章からなる。2つのメヌエットはそれぞれ2つのトリオを含み、第6楽章は変奏曲。総演奏時間は50分を超える、管楽セレナードとしてはもっとも大きなものであるにもかかわらず、作曲の経緯がよくわかっていない。「グラン・パルティータ」(大組曲の意)という副題も恐らく後の人がつけたものなのでしょう。

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Boot Camp。

ちょっと遅いエイプリルフールのジョークかと思いました。Windows XP on Mac。ちょうど創立30周年だったし、いかにもAppleらしい冗談じゃないですか。解説のページ見てもツッコミどころ満載。必要なものに「インストール手順を印刷するためのプリンタ」とか。ちゃんと手順を書いた紙がないとWindowsは難しくてインストールできませんよっていう皮肉ですね。

考えてみればIntel Macって中身は高性能なPCと何も変わらないのでWindowsは動いて当たり前、実際Intel Macが登場してからあちらこちらでWindowsをインストールしよう!みたいな動きがありました。それらがどうなったのかは知りませんが、ここにきてApple自らユーザにWindowsをインストールすることを認めたってところです。

インストール後はこれまでMacOS同士を切り替えていたのと同じ感覚で簡単にWindowsとも切り替えられる、具体的にはシステム環境設定から起動ディスクを選択するか、あるいはシステム起動時にoptionキーを押しておくと現れる起動ディスク選択画面を用います。このあたりの実装の仕方が実にAppleっぽいですね。
現在はPublic Betaの段階ですが、将来的にBoot CampはMacOS X10.5 "Leopard"の機能の一部になるとか。

ただし、AppleはあくまでユーザにWindowsをインストールする"手段"を提供するだけで、Windowsを販売することはない(つまりWindowsをプリインストールしたMacを出荷する予定はない)し、サポートをする気もないと明言しています。
そして標準状態では、インストールされたWindowsはMacOS Xパーティションをマウントできない、つまりWindowsがMacOS X環境に悪影響を与えることはないってことですね。そしてMacOS X上のBootCampユーティリティを用いれば簡単にWindowsパーティションを消し去れる。この潔さがAppleのWindowsに対する姿勢を表してるみたいで興味深い。

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